ゲームキューブで常時接続   ラグカン
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●GC@PSO


さて、待ちに待ったGC版PSOですが、トライアル版はモデム接続のみ対応と言うことで、オンラインをプレイするにはアナログ回線を使用して接続しなければなりません。
このブロードバンドご時世の中、何が悲しくてモデムでアナログ回線しなければならんのかと。PC版PSOをやっている時に、ISDN>ADSLの切替えのため一月ほどモデム接続でプレイしましたけど、電話料金1万円の増加が懐に深く突き刺さったのは記憶に新しい限りです。

bba(ブロードバンドアダプタ)発売は秋頃になるそうで、それまでアナログ回線を使用するのも厳しいので、少々悪あがきをしてみることにしました。
簡単に言うと、常時接続回線に接続しているサーバにGQのモデムを使ってダイヤルアップする環境をローカル(家庭内)で構築しようというものです(図参照)。






注意:以下の方法は神代はるなが調査・テストした方法であり、任天堂・SEGAに正規に保証されている接続手段ではありません。実行は自己責任でお願いします。
また、LAN・Internetに関する解説の呼称・構造図等は意図的に省いている部分もあります。ネットワークに関する知識は趣味で囓った程度なので、ご意見・改善案等ありましたら御教授いただけると助かります。




●必要な機器


今回使用する機器一覧
・GC+専用モデム+PSOネットワークトライアルエディション
・YamahaリモートルータRta50i
・サーバ用PC(Windows2000Sever、LANカード・モデム実装)
・常時接続回線

接続は下図のようになります


・GC+専用モデム+PSOネットワークトライアルエディション
まぁこのセットがないと始まりません。


・ISDNルータ・TA等
どうして必要かは後述。必要な機能が実装されていればRta52i以外の機器でも平気です。必ずしもルータである必要はありません。
今回使用したのはYAMAHAリモートルータRta52i。

・RASサーバ用PC(Windows2000、LANカード・モデム実装)
GCがダイヤルアップするサーバです。モデムを装備していて、LAN側から常時接続回線(フレッツ・ADSL等)につながっている必要があります。
今回は手元にあった&確実性を考えてWindows2000を使用しました。

・常時接続回線

ADSLや各種フレッツ、CATV等の常時接続回線です。
今回使用したのはADSL(Hi-ho&e-Access)回線です。

 



●モデムについて

通常、モデムは図の通り交換器を通してダイヤルアップサーバに接続(ダイヤルアップ)します。
このモデム−ダイヤルアップサーバ(RASサーバ)をローカルで構築してしまおう、と言うのが今回の目的になります。おおざっぱに分けて問題は二つ。ダイヤルアップサーバの構築と、モデムの問題です。サーバは次章にて説明するとして、まずはモデムから。

基本的にはモデムというのはNTTの交換器を経由して相手側のサーバに接続します。
モデムとモデムを直接接続して発着信を行えるケースもあるようですが、GCのモデムとRASサーバのモデムを直接電話線でつないでも、発着信を行うことはできません。これはGCモデムの発信時の電圧が低いために起こるようです。
ということで、GC−RASサーバのモデム間に交換器の代わりになる媒体が必要になるわけです。

実は、この回線エミュレータ機能をそのまま実装しているCR2000という機器があるんですが、3万円近くする模様です。PSO公式掲示板でも何件か接続成功報告が上がっています。
さすがにこれを買うわけにもいかないので、ありモノで何とかすることにします。


通常のダイヤルアップ形態   

今回、代替手段として使用するのが、YahamaリモートルータRta52iです。
Rta52iには内線機能が実装されていて、Rta52iに接続した電話どうして内線通話をすることが出来ます。この内線機能を交換器の変わりに使用します。接続のモデル図は下図のようになります。
わざわざリモートルータを用意する必要もないんですが、ISDN時代に使用していたのが余っているので流用することにしました。RT80iでもテスとしたら動作したので、RTシリーズのISDNリモートルータであれば同じ設定でいけると思います。とりあえず、電話機2台をアナログポートに接続して、発信テストをしてみましたが、内線呼び出しには成功しました。


まとめると、「アナログポートが2つ付いていて、ポートにつないだ電話機どうしで内線発信が出来る」機器ならば大丈夫だと思われます。他社ルータ・TA等でもマニュアルを調べて、内線発信機能の有無とその番号がわかれば試してみる価値はあるかと思われます。
※一部のTAはISDN回線が接続されていないと、内線機能が使えないモノもあるようです。
TA・ルータに関しての詳細はこちら。

図を見てもわかる通り、GQ側のポート2からポート1に内線発信をするので、発信番号は「※1」となります。内線発信番号は機器によって違うようなので発信番号「※1」は適時使用する機器の設定と置き換えて設定してください。


rtaシリーズで内線電話をかける方法
TEL1ポートを呼び出す場合… 「※1」をコール
全てのポートを呼び出す場合… 「※※」をコール





アナログポートの接続




まず最初にRASサーバを構築します。
RASサーバの構築−Window2000pro編
RASサーバの構築−Window2000Sever編



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